蓄電池の訪問販売が月一で来ていたので正直ウザイと思っていたのですが、今回メリットがあるかもしれないと思い、「ブ〇ーなんとか」と言う会社の蓄電池の訪問販売員の話しをちょっとだけ聞くつもりが「IHクッキングヒーターを無料にします」という手口に乗せられ蓄電池を買ってしまい、あとになってダマされたことに気づく本当の話です。
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ダマされたって何があった?
今回、蓄電池の取り付けを持ちかけてきた訪問販売の営業マンは「蓄電池の取り付けを契約してくれればIHクッキングヒーターを無料でサービスします。しかも、今回に限り保証期間を15年保証にします」という手口でダマしていたのです。
「IHクッキングヒーターの保証は通常10年らしいのですが今回、蓄電池を契約してくれたら特別に15年にします」と訪問販売の営業マンは言ったはずなんですが、いつまでたっても15年と書かれた保証書が送られてこないので何度も催促しました。
IHクッキングヒーターのカタログを改めて見ると保証は10年と書かれているし、不安になり、もう一度、訪問販売の営業マンに電話で確認をすると「特別、今回は15年にできましたから安心してください」とハッキリ言いました。
ところが何度か催促して、やっと送られてきた保証書には10年と書かれていました。
しかも、この保証書は紙の保証書ではなくメールからダウンロードする物でした
訪問販売の営業マンに電話をすると「保証は10年です。15年と言った覚えはありません」と言ってきます。
IHクッキングヒーターはサービス品(これも怪しい話ですが)だと言っても、最初に保証は15年と言っておきながら、後になって「言った覚えはない」と言われれば、こちらとしては15年と書かれた契約書も無く、口約束だけで録音もしていないので証拠もありません。まさに、泣き寝入りです。
工事が終わってしまうと営業マンの対応も遅くなり、補助金の申請に必要な書類も、いつまで立っても送ってきません。
工事前はあんなに愛想も良く対応も早かった営業マンがまるで別人のよに変わりました。
※数カ月後、この営業マンは会社を辞めたそうです。
幸い、蓄電池もIHクッキングヒーターも偽物ではないようですから、IHクッキングヒーターの保証期間だけは諦めるしかありません。
蓄電池の契約を決めたきっかけ
- 13年前に取り付けた太陽光発電のパワーコンディショナーが壊れていたが「無料で交換できる」と持ちかけてきた。
- IHクッキングヒーターを無料でサービスすると持ちかけてきた。
- 蓄電池もIHクッキングヒーターも保証期間は15年と持ちかけてきた。
- 停電になっても家中の部屋の電気が使えると持ちかけてきた。
まず始めに太陽光発電のパワーコンディショナーが保証期間が終わった1年後に壊れてしまい修理するのに30万円くらいの費用が必要と言われて、そのまま放置していました。
ところが蓄電池の訪問販売の営業マンが「蓄電池を契約してくれれば、今よりも性能が良くなったパワーコンディショナーを無料で交換します」と持ちかけてきました。
これは、いい話しだとと正直、喜んだのですが無料も何も蓄電池を設置するには、新しく取り付ける蓄電池とパワーコンディショナーはセットになっていて、今あるパワーコンディショナーは使えないのです。パワーコンディショナーを交換するのは当然なんですね。
さらにIHクッキングヒーターを無料でサービスすると持ちかけてきました。
我が家のIHクッキングヒーターは3つあるコンロの内、1個が電熱式で2個がIHクッキングヒーターなんですが、向かって右側が壊れて左側の1個しか使えない状態でした。
残り1個が壊れたら買い換えるしかないと思っていたところ、営業マンが「蓄電池を契約してくれたら一番高いIHクッキングヒーターを無料でサービスします」と持ちかけてきたのです。
サービスと言っても蓄電池の本当の値段なんて素人には分かりませんから、蓄電池の価格か工事費に上乗せしまえば「一番良いIHクッキングヒーターを無料でサービスします」と太っ腹なことを言えると思いますが・・・。
さらに、もっといい話し「蓄電池もIHクッキングヒーターも保証期間を15年にします」と持ちかけてきました。
保証期間は蓄電池に関してはどこのメーカーでも15年保証が付いているようです。
ただ、IHクッキングヒーターはカタログで見ると10年でした。メーカーは三菱です。
ここでも、営業マンは「もし、蓄電池を契約してもらえば今回に限りIHクッキングヒーターも15年の保証を付けます」と持ちかけてきたのです。
10年でも長いのに15年の保証が付くなら安心だし、蓄電池はちょっとだけ興味があったので契約してしまいました。
つじつま合わせの申込書
蓄電池(シャープ JH-WB1921)+IHクッキングヒーター(三菱 CS-PT316HNSR 無料)+工事費=220万円(税込)
会社へはIHクッキングヒーターを無料にする申込書を出せないので「辻褄(つじつま)を合わせるために申込書にはIHクッキングヒーターの価格を記載させていただきます。」と言ってましたが、これが事実でしょう。
自分はIHクッキングヒーターを20万円で買わされていると思います。
電気代は変わった?
取り付けたのは7月の始め、子どもは夏休みで日中エアコンを使うし、夜は寝苦しくてエアコンを使うしエアコンはフル稼働でした。
下の表は昨年の太陽光発電だけと、今年の太陽光発電と蓄電池を組み合わせたときの電気代を比較したものです。2ヶ月分しか比較できませんがこんな状態です。
2021年9月
太陽光発電+蓄電池 |
3,793円 | 2020年9月
太陽光発電だけ |
5,596円 |
2021年8月
太陽光発電+蓄電池 |
4,279円 | 2020年8月
太陽光発電だけ |
7,562円 |
我が家の蓄電池の設定は自称AIが翌日の天気予報を読み取って、晴れなら昼のあいだは太陽光で発電した電気を家で消費しながら、余った電気を蓄電池に充電し、さらに余った電気を売電するやり方。
翌日が雨の予報なら電気代が安い深夜割引の時間帯で蓄電池に充電して翌日、家で消費するやり方になっています。
蓄電池は必要?
わたしをダマした営業マンは「電気代は1年を通してトータルで見て欲しい」と言ってました。
そう言っておけば1年はクレームは来ないと思っているのでしょう。
それに1年も過ぎれば担当営業マンに対して「あいつは嘘つきだ」と言っても後の祭り、手遅れですし。
我が家は取り付けてまだ3ヶ月目に入ったばかりなのでまだ分かりませんが、前の年の太陽光発電が壊れていない同じ月で比べると2,000円~3,000円くらい安くなっています。
おそらく、年間で見ても蓄電池を設置する費用を考えても元は取れないでしょう。
災害があり何日も停電が続けば蓄電池のありがたさを実感できるかもしれませんが、それも災害で家が残っていればの話し。
家が無くなったしまえば蓄電池なんてクソの役にもたちません。
まとめ
今だから言えますが、我が家は太陽光発電にエコキュート、さらに蓄電池まで付けてしまいましたが、その分不安材料が残りました。
機械ですから、いつかは壊れます。
保証も永久に付くわけではありません。
修理代も準備する必要があるし、メンテナンスも必要だし「余計な物を買って、重荷をしょってしまった」と言うのが正直な感想です。
繰り返し「今だから言えますが」余計な物を買ってしまいました。
人の生活は質素が1番です。
質素な生活なら、余計なことを考えない、穏やかな生活が楽しめます。